

私の周りでは、誕生日やクリスマスになると「自分へのプレゼント」と称して有名女優さんがキャラクターになっているような大手のエステに行く女性が増えている。そんな中でも人気なのが、あのアジアの妖精「ビビアン・スー」がイメージキャラクターのエステ(スリムさん)。エステサロンはもちろん肌をきれいにしたりサイズダウンにチャレンジしたり外見的な美しさを求める場所なのだが、それ以上に“いい気分になる”場所でもある。サロンに一歩足を踏み入れれば、自分の何倍も美しいエステシャンが優しい物腰と満面の笑みで話しかけてくれる。おいしいハーブティーに優雅なBGM、そこには非日常の世界が広がっている。そんな夢の世界の中、魔法の様な指先で全身をくまなくマッサージしてもらうと、まさに天にも昇るような心地よさを味わうことができる。この“心地よさ”こそがエステの最大の魅力。家に帰って食事の支度、そして後片付けをする頃にはその“心地よさ”もどこかへすっ飛んでしまうのだけれど。
お客としてのエチケットも大切。「私、お客よ。お金払うのはこっちよ」というような横柄な態度では、どこのエステサロンでも敬遠されるでしょう。いくらお客とはいえ、人間同士肌と肌を触れ合うわけですから、お客がイヤな態度を見せればそれなりの態度で応対されても仕方ありません。人と人の出会いは大切にしたいものです。初めて訪れるエステサロンがどんな状態かは、まず電話の応対でわかります。技術に自信のあるところは、最初から宣伝めいたことを言ったりしないし、金額の話もわかりやすくていねいに説明してくれます。さて予約を入れて、初めてエステサロンを訪れたら、最初に話をする受付がどんな状態か、これもエステサロン選びのチェック項目になります。システムが整っている、受付が顧客のすべてをしっかり把握しているかどうか、オーナーの取り組み方は受付に表われるからです。
最近の新聞や週刊誌に、エステティクサロンや美容外科(整形美容)の広告が目立ちます。美容外科ではどういうことをしているのか、いまさらご存知のない方はいないと思いますが、エステティクサロンでは、いったいどういう目的でどんな仕事をしているのか、それを利用することによってどんなメリットがあるのか、そのへんの現況を参考までに述べてみましょう。エステティクとはフランス語で、本来、美学とか審美とかいったような意味の言葉です。肌、全身の美容を目的とする美容の分野です。日本では、美容室といえば、その業務内容がパーマをかけたりヘアスタイルをつくることがほとんどで、美容師法でも「結髪、化粧、ハーフメントウェーブ等の方法で、容姿を美しくすること」が、美容師の業務と定義されています。したがって、肌を整えたり、全身美容、痩身美容などの仕事は美容師法で規制されないので、日本では化粧品学や皮膚科学、あるいは生理学などの関連学問を勉強し、整肌美顔や全身美容の技術を習得さえすれば、だれでもエステティクに従事できることから、この数年急速に各地でエステティクサロンがオープンし始めてきました。もちろん、日本でも従来の美容師の一部の人が、こうした業務を行なってはきました。